そもそもなぜ環境改善が必要か
本来陸地に降り注いだ水は、地表流、表層水脈、深層水脈との3つの流れを経て動いゆく
水の動きと同時に空気が大地に引き込まれて地上と土中を行き来し、それによって土中に 生き物
が呼吸できる環境が維持されてきた。 水と空気をいきわたらせる、大地の血管という大切な機能
がある
大地に 空気を送り込む。そしてその空気もまた、大地 の中で浄化されて地上と地下とを行き来す
る。
水脈によって大地に水と空気が循環されて息 づき、そして安定してゆく。
しかし現代土木によるコンクリート側溝や道路による土 中の通気浸透環境遮断・浸透性・通気性
の低下 ・土中滞水、生物環境の劣化。 ・土壌による濾過作用が機能しなくなってしまい
有機ガスがたまり土壌のグライ化がすすみ表土は固く不健康な大地になっている
健康な自然環境の再生のために、地上部だけでなく、 大地の中の空気の流れを意識することが大切。(高田造園さんの資料から抜粋)
てことで大地の環境改善も土壌改良と同時にとても重要な工程です
植栽周りは、当たり前のようにに点穴と溝を掘り込みコルゲート管と有機物で気脈と水脈を確保します
大地の中まで空気と水が大気圧差で浸透していき遮蔽された大地の血管を補ってくれ木々も
健康に育ってくれるでしょう
今回の現場では駐車場部分も環境改善にチャレンジしています
駐車場のチャート石仕上げの前に縦穴通気孔と横溝を設けたものです。地中の環境改善を行えば
この敷地全体の自然力の再生が早く 乾燥と過湿の双方で 悩まされることもなくそれは家屋の快適
性にとってもそ こで暮らす人の健康にも、近隣住民にとっても良い環境になります
余談ですが環境改善前はスコップで土を掘るのが大変な土壌でしたが、環境改善後はびっくりす
るくらい土が柔らかくなりすいすい穴掘りができました 土壌内に空気と水が浸透した証拠だ
と感じました
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